今回のKaに関しては、カラーリングに制約がありませんでしたので、個人的に気に入っているGT350的イメージをKaで再現してみたく、今回のカラーリングになりました。(あまりにもベタなイメージで何なのですが.....)
GT350に関する書見などを調べていくと正確なラインの引き方がマニュアルがあることを知りました。左記の写真を見て各部で太さに差があることにお気づきになりますでしょうか?
望遠レンズの特性で距離感を圧縮している写真なので、かろうじて判る?かもしれませんが、 Rタイプバンパー/フロントフードの幅に対しルーフは太くなっています。帯幅が太くなればなるほど、距離感による錯覚がおこり、同じ太さで製作してしまうと事実とは裏腹にアンバランスになってしまいます。GT350現車を実測するとフロントフードで前後で約40mm(片側)の差がありました。
事実私のKaの場合もフロントフード上で曲面変化がある部分のみの帯幅に片側15mm程変化を加えています。
サイドストライプ・勿論同様にGT350を参考に再現しました。しかしながらプレスラインの関係上後ろまで伸ばすと不自然さが出てしまうので途中でフェードアウトさせています。レタリングのGT350Rに習い書体形状も自作しアレンジを加えています。
配色に関して、1965年式に関しては掲載画像と同様のホワイト+ブルーラインのみの設定でブルーの車体は存在しません、1966年式のモデルは各色存在し、ブルーの車体でもブルー+ホワイトライン/ブルー+シルバーライン等いくつかのバリエーションが存在しています。
ホワイトラインだと全体のコントラストが高くなってしまいロゴ・レタリング類の質量感が無くなってしまう為、少し落ち着いた発色のシルバーラインをカッティングシートで作成しました。フェンダー部分は同色にしてしまうと存在感が薄くなってしまいそうなのと、「あえてKaらしさ」を残すため、このカッティングシート色の近似色を調合し塗装しました。
リアフェンダー付近の赤いラインはサイドストライプの途中喪失の曖昧さを緩和するためと彩度が無く無機質な車体に補色を追加して質量感が出るようにしたつもりです。
※1965 GT-350R Reproduction(写真は1996頃撮影)
現車\3,500,000売りに出ています。
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